ひびのあれこれ
by happanappamama
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『おなあちゃん』
そらちゃんに、この間本をお借りした。

ちょっと前、
新聞の一面下の書籍の広告で見て興味を引かれて
「読んでみようかな」と思っていたら
たまたま、そらちゃんが自分の日記にその本についての感想などをアップしていた。

「読みたかったんだ!」ってコメントしたら
この間遊びに来たときに持ってきてくれたのだ。



そらちゃんのお父さまの、
もう他界した幼馴染が書いた手記が編集の方の目に留まり
小説として書籍化されたものだそう。

登場する町の名前とか、病院とか
この界隈の、馴染みのあるものが登場するから、
親近感が増すのだけれど
3月10日の東京大空襲後数ヶ月の物語なので
余計にその恐ろしさ、怖さが身に沁みる。


東京大空襲で親族と離れて暮らすことを余儀なくされた14歳の少女と
彼女を助け、あれこれと親身になって面倒を見てくれた
オカマのおなあちゃんとの物語。

主人公の少女は、不本意な形で逃げるようにおなあちゃんから離れることになり
戦後、自分の家族にもおなあちゃんと暮らした数ヶ月について
話すことができなかったのだという。

高齢になってから
自分史を書くという区の講座に出席するようになって
そうして、やっと自分の過去と向き合うことができたんだそう。


『おなあちゃん』

とてもよかった。

国語の教科書に載っていて、子どもたちの音読で聞かされる
「ちいちゃんのかげおくり」も、「ひとつの花」も
聞いているだけで、辛い。

だから、戦争のことを書いたものは、
特に子どもが主人公の物語は、なかなか手に取ることができないんだけど
読んだあといつも、「読まなければいけなかった」という気持ちになる。


私のおじいちゃんも、あの空襲の中にいたんだなぁ
炎の中を逃げ惑い、死体をかき分けて歩いたんだなぁ、と
おじいちゃんのあの頃についても
改めて思いを馳せてしまいました。
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by happanappamama | 2009-09-29 23:52 | ほん
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