ひびのあれこれ
by happanappamama
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無題
『アンネの日記』を始めて読んだのは
中学生の頃だった。


何年か前、翻訳が新しくなったり、完訳版が出版されたりして
話題になったけど
「また、読んでみよう」とは思えなくて。


初めて読んだときも、やっと読んだ。

同世代の女の子が書いている、夢も希望もある日記。

けれど、その女の子は
自由に出歩くことの許されない、
声を潜めて生活しなければならない隠れ家に住んでいて
何年かの後、理不尽な理由で殺されてしまったのだ。


突然、『アンネの日記』を思い出したのは
アンネ・フランクの生前の映像がYou tubeで公開されたというニュースを見たから。


アンネの写っている唯一の映像で
フランク家の隣に住んでいた女性の結婚式の様子を
窓から覗き見ているものだそうだ。

ココで見られます


私の持っていた『アンネの日記』は、
記憶によれば新潮文庫で
(…でも、調べたら新潮文庫からアンネの日記が出た形跡はないんだけど)
表紙にアンネの顔写真が大きく印刷されていて、
写真の白地のバックには、多分アンネの直筆の横文字、
上部にブルーのラインが引かれていたものだった。

何度か読んだかもしれないけど、多分、中学生時代のみ。

その後は本棚の見えるところにはあったものの
なぜか手が伸びなかったの。

ときどき、本棚の整理とかしているときに
不意に、本当に思いがけず、『アンネの日記』が現れると
表紙のアンネに「こんなことでいいの?」って言われているような
勝手気ままに、好き放題やっている自分を責められているような気がして
すごく怖かった。

本棚の整理をするときは、注意深く、表紙が目に触れないように工夫してしまったり。


私の読んだ『アンネの日記』は、
アンネ自身が自分の日記を元に、推敲したり編集したりしたもので
もともとの日記は、もう少し少女の日記らしいものだったらしい。

内容があちこち飛んだり、文章自体にまとまりがなかったり、
つまり、誰かに読ませることを意識しない、まさに”日記”だったようだけど。

隠れ家生活で、多分時間だけはたくさんあったアンネが
将来本にしよう、という意図のもとに
自分の日記を修正したものが
お父さんによって出版されたんだって。


アムステルダムの、アンネたちの隠れ家を
昔訪ねたことがある。

子どもだった、幸せだった頃のアンネたち家族の写真が
たくさん展示されていた。

You tubeの映像を見て、
久しぶりにアンネのことを思い出して、
あたりまえのようだけど、中学生の頃とは違った思いがたくさん。


怖くて、手に取ることができなかった『アンネの日記』だけど
もう一度読み返してみようかな、という気にさせられた。

私は自分の生活を大切にしているだろうか?

生きたかったのに、生きることができなかった人たちのことを思い、
大事に生きていくことの大切さを思いました。
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by happanappamama | 2009-10-20 23:16 | つれづれ | Comments(5)
Commented by ごり。 at 2009-10-20 23:56 x
この映像探してました。ありがとうございます。
超貴重っていうか、映像があることがあり得ないですね。

アンネの日記は読んだことはありませんが、アンネ、フランクっていうと、同い年だったらしいオードリーヘップバーンをいつも思い出します。


この映像を見て、とても胸しめつけられる想いです。

恋に恋して、花嫁になれなかったんですもんねえ、、、、。
Commented by はっぱなっぱ at 2009-10-21 17:46 x
ごりさん。

本当に生きて動いている映像があるなんて、びっくりしました。
オードリー・ヘップバーンと同い年なんだねー。

自分もいつか花嫁になるんだって
あのバルコニーのアンネ・フランクはきっと考えていたよね。

それを思うと、本当に胸を締めつけられるな。
Commented by happanappamama at 2009-10-21 22:45
ごりさん。

オードリーとアンネで検索して、見つけたんだけど
昔、日本テレビでやってた『知ってるつもり!?』でオードリーとアンネ・フランクを取り上げた回のエンディングの映像があったの。

チャップリンのも一緒なんだけど、両方良かった。

コメント欄はリンクが張れないみたいなのでURLをコピーして見てみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=6iIG6-TQhfk&feature=related
Commented by ば~ばら at 2009-10-24 21:11 x
映画のピアノマン、だったけな? 第二次世界大戦の頃のピアニストが実際に体験したことを映像化した映画をみたよ。

その中で、アパートで平和に夕飯をとってるユダヤ人の家に突然ドイツ兵がやってきて、椅子に座っていたその家のじいちゃんを、ぽ~ん、と、窓から投げ捨てて殺しちゃうシーンがでてくるんだ。

何もいわず、表情もかえず、ゴミを捨てるみたいに、ぽ~ん、って。

あれ、衝撃的だったな。


せっかく平和で豊かな国に生まれたんだから、精一杯人生を充実させたいもんだ。
Commented by はっぱなっぱ at 2009-10-24 22:00 x
ば~ばらちゃん。

それは衝撃だ。
でも、きっとそういうことが実際にもあったのだろうな、ということを
ナチス周辺のことについて書かれた本なんかを読むと感じる。

今の世の中の常識みたいなものは、決して当たり前のことじゃないんだね。

アンネの隠れ家に行ったとき、ダッハウの収容所にも行ったの。
月曜で休館で、見学できなかったんだけど、
実は休館の札を見て、心のどこかでほっとした記憶がある。

今は、なぜ、翌日再訪しなかった?って思うけどね。
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