ひびのあれこれ
by happanappamama
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サリンジャーからもらったもの
この間、サリンジャーが亡くなった。

ネットのニュースで知って、
「とうとう死んでしまった」と思った。


『ライ麦畑でつかまえて』と一緒に紹介されることが多いし
きっと代表作と言えるものなのかもしれないけど
私は『ライ麦…』よりも、別の中編、短編のほうを
より好んで読んだ。

何度も何度も読んだなぁ。


この人の小説を読んでいると、
信仰を持つことの意味を考えさせられるような気がした。

私が「洗礼を受けようかなぁ」と考えたりしていた時期に
一生懸命読んで、様々な示唆を与えられたし。

結局、私には今もって信仰と呼べるものはないけれど
何かを信じることの大切さというか、あたり前さみたいなものは
いつも考えているように思うなぁ。


サリンジャーの小説には
時々、日本や中国の故事みたいなものが紹介されていて
若い頃はそれがうれしかったりもした。

自分が敬愛する小説家が
東洋の文化に興味を持っているというのが
なんだか誇らしかったのだ。


影響されやすい私は
さっそく唐詩を読んだりするようになった。



おとといくらいの新聞に
白居易の詩が紹介されていた。

新聞に紹介されていたのは

 池に波紋ありて 氷尽(ことごと)く開く  
 今日知らず 誰か計会するを
 春風春水一時に来たる

というの。

春を詠った詩は
冷たい中にも土の匂いのする風を孕んでいるようで
なんだかソワソワするような思いがする。

あたり前だけど
唐詩はもともと中国語なわけで
漢文として読むソレは、リズムも、言葉も独特で美しい。


白居易は唐の詩人なんだけれど
白居易が、実は
サリンジャーの小説にもよく登場する白楽天と同一人物だということを
最近知った。


サリンジャー。

60年代に最後の小説を発表して以来
何も書いていないのか、書いているけど発表しないだけなのか
新しいものは読めない。

そして、とうとう亡くなってしまった。

遺稿があるんじゃないか、と思うけど
変わった人みたいだったので
遺族には「発表するな」と言ってるかも知れないな。


これからも、何度も何度も
サリンジャーの小説は読むだろうケド
是非、まだ未読の小説を読んでみたいものです。
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by happanappamama | 2010-02-05 21:12 | ほん | Comments(0)
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