ひびのあれこれ
by happanappamama
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読んでから見る映画は評価が辛くなります
『剱岳 点の記』を見た。

録画しておいたから
翌日、あれこれ済まして準備万端整えて楽しみに見たんだけど
期待していたから余計になのか、
思っていたほどにはよくなかったなぁ。


ヤマ本に嵌っていたときにあれこれ読んだ中では
測量する人を主人公にしているせいか、地味な小説だ。

そして、そこがよかったところでもある。

同じ作者の『孤高の人』はもっと熱い行動派だし
『八甲田山 死の彷徨』はドラマチック。

『剱岳』では、厳しい自然の中にいれば、当然出会うであろう
さまざまな危機も、ドラマチックというよりは淡々と語られる。

陸軍付の測量士として職務に忠実な主人公と、
それを助ける山の案内人・長治郎さんとの気持ちの交流とか、人としてのすばらしさとか…
静かなドラマがあって、読み応えがあった。


映画は、
そこを2時間強の枠で描かなければならないわけで、
焦点の当て様も難しいのだろうなぁと、想像できるけど
どこか散漫で収まりがよくなかった。


剱岳は、険しい…というだけでなく、
宗教的な理由からも人を拒み続けた山だったわけだけれども
頂に到達するルートを見つけて、そこにたどり着いたときに
1000年も前に登った行者の残した錫杖があった、というエピソードも
もっと違う描きようがあったんじゃないかな、と感じる。

1000年前にすでに登っている人がいた。
そして、錫杖がそこに残っていた。

それって、すごいことじゃないか。

そのアタリが、もっと感動を持って伝わってくるとよかったなぁ。



なーんて、外野は簡単に言うけどね。




浅野忠信は素敵だったし、香川照之も、やっぱり上手だった。
山の自然は美しかった。

もう一度小説を読み直して、時間を置いてまた見てみよう。



ヤマ本をまた読みたくなってきて、
さっき、読みたいと思っていてなかなか読まなかった
(なにしろ、近所の本屋には絶対置いてない)
山際淳司の『みんな山が大好きだった』をAmazonで注文した。

日本人の山岳信仰とか、宗教観もまたまた気になる。


映画を見て、新たな楽しみが広がってるんだから
見てよかったと言えるでしょう。
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by happanappamama | 2010-08-09 21:47 | えいが
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