ひびのあれこれ
by happanappamama
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時代の音
昨日、『みみをすます』のことをいろいろ考えていたら
なんだかとても夢見心地のような気持ちになった。

わたしの『みみをすます』はnappaのクラスに貸しっぱなしになっているので
手元にはないんだけど、

収録されているいくつかの詩のなかの
思い出すことができるフレーズを頭の中でぐるぐるさせていると
それだけで、
いま、ここに自分がいないような
どこか別の場所に浮遊しているような
不思議な気持ちになる。


子どもの頃から旧跡みたいな所や
古い建物が移築してあったりする場所が好きだった。

子どもの頃よく家族で行った静岡の海の帰りに寄った登呂遺跡。
北海道の開拓の村。
社会科見学で行った加曾利貝塚。
皇居のお堀の向こうの、いくつもの門。
あちこちにある、なんとか城址。壕。


昔、誰かがこの場所にいた、この場所で生活していたっていうことを聞くと
その、同じ場所に立っているというだけで、
そわそわするような、胸がふわふわするような
なんともいえない不思議な高揚感があった。

自分の知らない時代に、確かにそこにいた人がいる。
同じ場所に立つことで、その人の気配を感じるような
その人と何かを共有しているような、そんな気持ちになる。

見も知らないその人の声と、その時代の音が聞こえてくるような、景色が見えるような
不思議な感覚。


『みみをすます』のよさは
一つの側面からだけは語れないけど、
私にとっての魅力の一つは
そんな時の不思議な感じを家にいながら体験することができるところに
あるのかもしれない。


ごくごく易しい言葉で語られることは
ひとつひとつ、とても具体的なことなのに
具体的であるからこそ、その事象を超えて、普遍的な何かに繋がっているような
もっと大きなものに向かって拓かれているような、
そんな感じ。


詩ってすごいなーって改めて思う。

短いフレーズから呼び覚まされ、刺激される
それぞれの人の、それぞれの感性。
頭の中に湧き上がってくる映像。



谷川俊太郎さんの朗読で、一度聞いてみたいな。
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by happanappamama | 2010-10-25 22:01 | つれづれ
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