ひびのあれこれ
by happanappamama
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目を向けてしまったからには
11月の半ばに、たまたまペット関連の仕事が重なった。
そのうちのひとつが、ペット業界の闇をフォーカスするもので。

AERAで犬の殺処分問題を連載していた記者の方が
『犬を殺すのは誰か』という本を出版したという記事を新聞で読んで
読んでみなくちゃと思っていたのだけど
たまたま取材に行くことになったペット関連のフォーラムで
その著者が講演をするという。

いままで断片として、なんとなく聞きかじっていたことと、
その講演とフォーラムを通じて初めて耳にしたいろいろを
改めて全体として捉えなおすと
私も微力ながら何かしなければ、という思いが激しく湧き上がってきた。

いまこうして私がのほほんと生きている間にも
抵抗することなく、理不尽に殺されていくたくさんの命。


犬や猫が、”処分”されているということは知っていた。
でも、どこかで仕方ないもののようにも思っていたし、
ペットを捨てる人のモラルの問題のようにも考えていた。

ペットを捨てるな!って言ってみたところで
ペットを捨てる人の意識を変えることなんて出来ないだろうって。

そして、そこから目を背けてきた。
知ろうとしなった。

目を向けるのが辛いから、
そんな問題は存在しないかのように、見ないようにして生きてきたのだ。

気持ちは応援しているつもりでいたし、
殺処分がなくなればいいと思っていたけど
そんな気持ちだけじゃ何にもならない。

まず、その気持ちと、ペットを取り巻く理不尽な状況を
私の言葉で、誰かに伝える努力をしなければ。

フォーラムでお話を伺ってから
自分なりに、本を読んだり調べたりしてその問題に首を突っ込み始めると
仕方が無いなんて考えはとんでもないことだったって思う。
賛同する人をたくさん増やせば、打つ手はあるのだ。


日本では年間30万頭近い犬猫が殺されているという。
他の愛玩動物も含めれば、もっと恐ろしい数になるだろう。

しかも殺され方は安楽死ではなく窒息死。
試しに息を止めてみた。苦しくて、涙が出る。

何をされるのかという恐怖の中で、苦しみながら殺されるのだ。


その一方でどんどん犬猫を出荷しているブリーダーたち。

繁殖を担わされる母犬や母猫は1年に何度も出産させられ、
それを何年も繰り返して
産めなくなると”処分”されるべく、各地の保護センターのようなところに持ち込まれる。
(このブログで紹介されている子のような子がたくさんいるのだ)

今後、その子にかかるだろう餌代などの費用を考えると
商売の道具にしている業者からすれば、当然のことなのだ。
不良在庫以外の何ものでもないのだ。

一匹ずつガラスケースに入れて、たくさんの人目にさらすような販売形態や
夜の歌舞伎町に屋台で売りに来て
心構えの無い人や酔客にまで売りつける様なことが平気で行われているのは
日本以外の国ではほとんど無いことらしい。

仔犬や仔猫のほうが”かわいい!”と衝動買いする人が多いために
まだ母親から離せないような幼い子も出荷される。

母親や兄弟から、
本来必要な社会化をするための関わりを持つことが出来ないまま出荷されるために、
”躾がうまくいかない”と捨てられることも多々あると聞く。

日本にはそういう業者を規制する法律がないために
どこまでもペット業者の利益が優先される。


ペットショップなるのものは、
きちんとペット関連の法律が整備されている国では成り立たないという。

たとえばペット関連の法律が厳しいドイツでは、犬猫の殺処分はないそうだ。
ペット業者も経営が成り立たないため存在しないらしい。

犬や猫が欲しい人は、シェルターで保護されている子を引き取って育てる。
仔犬じゃなくちゃダメとか、純血種でなければというこだわりもあまりなく、
年を取った犬や猫もたくさんもらわれていくそうだ。



世の中にはたくさん問題がある。
考えなくちゃならないことは、ペットの問題に限らず
人権の問題も、福祉の問題も、教育の問題も、あまたある。

ペットの問題だって、犬猫以外はどうなのか。
畜産動物は?

考えていけば、問題は芋づる式に出てくる。


でも、自分が首をつっこむことのできるものは限られている。
それなら、たまたま自分が目を向けた問題に
どんな形でか、関わっていくことが大事なんじゃないかって
強く思った。



私はたまたまペット関連のフォーラムでこの問題に関心を持ったに過ぎないけど、
これからはどんなことでも
目を向けたことを素通りしないようにしようと思った。

どんなに小さなことでも、何かその問題に貢献する方法があるはずだ。

そして、そんな風に関わっていくことで
誰かが関わっているほかの問題にも、真摯に目を向けることが出来るような気がする。


今、家族としてウチにいる柴犬むーむはペットショップで買った。
悪事の片棒を担いだようで、どこか心苦しい。

もちろん、むーむと出会えたことは神様に感謝するのみだし
たまたま出会ってしまって、飼う事になったのだけれど
今度ウチに迎える子は、決してペットショップでは買わない。

今後は生体の売買を主たる業務としているようなペットショップには貢献したくない。


保護センターから捨てられた犬猫(その他小動物)を引き取って、
里親を探している団体がたくさんあることを知った。

私も微力ながら、具体的な形で貢献したい。

ペットに関わる問題の全体像を知っている人は、きっととても少ない。
たくさんの人が知ることで、事態は動くと思う。

犬猫を飼おうと思ったら、ペットショップではなく、保護団体という選択肢もあることを
多くの人に知って欲しい。



日本から、ペットの殺処分がなくなる日が来ますようにと
願わずにはいられない。



FreePetsという団体で 日本のペット関連の法律を改正するための署名を集めています。

 締切が1月31日消印有効で、差し迫っていますが
 家族だけ、自分だけ、署名して郵送でも構わないので
 賛同できると思われる方は、是非協力してください。
 年齢制限も無いので、字の書けない子どもは代筆もOKだそうです。
 HPから署名用紙をダウンロードできます。

 私も、人が集まる場所に出かけるたびに署名を呼びかけて
 先ほど郵送しました。
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by happanappamama | 2011-01-30 00:32 | つれづれ | Comments(0)
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