ひびのあれこれ
by happanappamama
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AD645のクーデター
10日くらい前に録っておいて、
なかなか通して見られなかったNHKスペシャルを見た。

ゆっくりテレビの前に座ってられる時間っていうと
どうしても11時過ぎになっちゃって、
「さて、いろいろ用事も済んだし、ゆっくり堪能しよう」と思って見始めるんだけど、
見ているうちにどんどんマブタが重くなり
気がつくとテレビの前で眠っちゃってる・・・ということが数回続き、
いつも前回見たところプラス5~10分、という遅々とした進行状況だったのだ。

「大化の改新」がテーマ。
歴史で習った大化の改新は、天皇を凌ぐ権勢を誇った蘇我氏が
中大兄皇子たちの進めようとしていた天皇を中心とする中央集権的な国家への道を
私利私欲のために、なにかと阻害しようとして
「このままでは日本はどうなる!」という高い志のもと
中大兄たちが蘇我氏を討つ、というシナリオだった。
日本書紀にそういう記述があるからなんだそう。

歴史の教科書でも、それを題材にした漫画なんかでも
蘇我氏は極悪人。
高校生くらいのとき、面白くてよく読んだ「日出る処の天子」(だったかな?)でも
蘇我一族は悪人ふうだった。
馬子はおデブ。
蝦夷も悪人面。水戸黄門の悪代官のよう。
入鹿も生意気な意地悪っぽい描き方だったと思う。

でも、実は違うんだって!!

入鹿は、そのころ唐から帰ってきた秀才の言によれば
「大局を見る目があり進歩的なものの見方の出来る人で、彼ほど優秀な人はいない」のだと。
遺跡からも、彼ら蘇我氏が天皇をないがしろにしようとしていた、という証拠はなにも出てこず、
むしろ、天皇をバックアップしようとしていたことが確実らしい。

唐の脅威をきちんと把握して、それに対する外交政策も的を得たものだったと。

対する中大兄と中臣鎌足。
彼らこそが保守の急先鋒で、革新派の蘇我氏を亡き者にしようとした、
というのが事実らしいことがわかってきたんだって。

その証拠に、蘇我氏亡き後、実権を握った彼らが
「改新」といえるようなことはなにもせず、
蘇我氏の革新政治からはかけ離れたトンチキな外交、その他の政治を続け、
やっと、唐の脅威を実感したのは白村江の戦いでボロ負けしたあとだった。んだって。

日本書紀はその後の時代に、中大兄らの子孫によって、最終的に加筆修正されているものらしく
そこに記載されていることが、必ずしも史実ではないんだって。

歴史って、面白い!
こうして、小さな手がかりから、どんどん書き換えられていくんだね。

その昔、同じ国の中で本当にあったこと。
その手がかりを探して、集めて、推理して、検証して、実証していく、って
きっとすご~く面白い仕事だよね!

私はこうして、テレビや本で、
その歴史ドキュメント舞台のおこぼれに与っているだけだけど、
それだけでも、幸せでございます。



コメント(2)

へぇ。おもしろい。そうそう蘇我氏は悪者だと思っていた。歴史…それがゆるぎないものではないとわかったのは最近。絶対に変わらないものだとなぜか信じていた。変わり行く昔、そして今も。何だか面白いよね。歴史上の舞台になったところに行くと、「すごい!!」と思う。時は流れているんだけど、そこにいくと今でも「そこ」があるって事に、そこからみるいろいろがあるってことに。

2007/2/14(水) 午後 1:59 [ のりまきおいしい ]



そこだよっ!おね~さん!そうだよね~。
今でも「そこ」があるっていうのはスゴイ!
うまく言えないけど、心を震わす何かがあるんだよ~。
しかもそこは今住んでいるところと地続きで、そして地面はその時代と一緒なんだよね~。
なんてよく意味のわからない文章になってしまったけど、だから歴史って好き♪
ロマンを感じる・・・とかなんとか陳腐な表現しかできない自分がくやしいっ!


2007/2/14(水) 午後 3:39 [ happanappamama ]
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by happanappamama | 2007-02-13 00:17 | つれづれ
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