ひびのあれこれ
by happanappamama
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山に惹かれるのだ
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海か山かと聞かれたら、
そのときの気分によるのはもちろんだけど、
7対3で山がいい。

どちらに居を構えたいか・・・と聞かれれば
間違いなく山だ。

母の実家は那須のふもとだったし、子どもの頃行ったキャンプもほとんど山だった。
家族で海に行くことももちろんあったけど、
圧倒的に山系に親しんだ子ども時代だったと思う。

もちろんゴミゴミした都会に住んでいたから、そんな自然体験は非日常で、
海や山で育った人の思いとはきっとどこか違うところがあるんだろうけど、
山は私の原風景のひとつだと思っている。

山に惹かれるというのは、木はもちろんだけど
川もセットになっている、と思う。
木がいっぱいあって、川が流れているのが山だ。私にとっての。

水に魅かれる・・・ということもあるのかな。
それも真水に魅かれるということか。

海は生み出す水だ、という気がする一方、川は育む水だ。

植物も動物も、山が蓄えて、浄化して、与えてくれる水で育まれている。

happaと奈良に行ったとき
奈良市近郊の三輪(三輪そうめんの!)というところにある
大神神社(おおみわじんじゃ)に行った。

神社はもともと嫌いだったんだ。なんとなく嘘くさい気がして。
祈祷するにも5000円から、とか金額が提示してあって、
お土産も祈祷料のレベルで格差がある。
よくわからない祝詞を上げてくれるけど
「本気で祈ってるのかな」という疑問がいつもつきまとう。

形だけを重んじる感じに、ちょっとイヤだなと思わせられてきた。

近くにある八幡様もお不動さんも、
地元にあるからなんとなく生活の一部として親しむ気もちはあったけど
生活圏にあるのでなかったら、きっと私にはカンケーない場所だ。

我が家の父は宮司さんのトモダチとかもいるんだけど、やっぱり神社嫌い。
近くに住んでた叔父さんはお神輿大好きで、よく肩にあざをつくってたし、
おばあちゃんは家の前をお神輿が通ると駆け出してってお水をかけてたけど
うちの父は下町生まれの下町育ちなのに、
お神輿は絶対担がなかったし、お祭りにも興味がなかった。
その影響もあるのかもしれない。

私は山車も引いたし、お神輿も担いだし、お祭りは楽しかったけどね。

今回、奈良に行くときも神社に行こうとは全く考えていなかった。
でも、奈良行きを決める前から、なんとなく「大神神社」が目に入ってきてた。
本だったり、インターネットだったり、雑誌だったり、誰かの話だったり。
宗教関係の本をよく読んでたせいもあるかも。
それは仏教とか山岳信仰とか、地方土着の信仰とかそういうものが多かったんだけど、
そこかしこに現れる。

目につくし、記憶に残るな、と思っていた。
そしてそれは偶然奈良市近郊だったのだ。
「行ってみなさい」っていうことかな、と思って
法隆寺に行く予定を反故にして行ってみたら
とても清々しい場所で、嘘くさい感じは全然しなかった。

大神神社は特定の神様を祀ってるのじゃなく、
三輪山という山自体を信仰しているらしい。
修験者の役行者という人が、只者でない気を感じて、ここに社を作りなさいと言ったそう。

そこからこんこんと湧き出ている水も
きっとそこに住む人々に畏怖の念を抱かせたろうと思う。
飲んでみたけど、柔らかくておいしい水だった。
多分に気分のモンダイでもあるだろうけど、カラダの中から浄化されるような清冽さ。

前にもうひとつ、ここは好きだなという神社に行ったことがある。
子どもたちを連れて、キャンプで行った戸隠神社。

戸隠神社も、鬱蒼とした幽玄な森にいだかれて、静かにそこにあった。
奥社に至る森の中に巨木の並木があって
誰もいない早朝は、本当にカミサマがいてもおかしくない荘厳さだった。
お社が立派、とかそういうのじゃなく(むしろお社はお粗末って感じかも)
山や木々から厳かな空気が湧き上がってくるような神々しさ。

大神神社はかつて戸隠で感じたのと似たような感じを受けた。
戸隠も大神神社も同じように
圧倒的な山の存在がバックにあるように思う。

なんとかのみこと、とかそういうカミサマはよくわからないけど
山がすごいのだ。
人々がその山に対して抱く思いが、形になってる神社だと思った。

そこでなければいけないんだ。

祀る場所が必要だから、ちょっとこのへんに神社を作りましょう。
というのとは絶対違う。
そこでなければいけない場所。

水を蓄えて、浄化して、与えてくれる山。
食物を与え、住まいの材料を与えてくれる山。

だれか、じゃなくて、人間を超えた何かの気配がそこにある。

海にそれを感じないか、といえばそうじゃないけど
海は海の良さがもちろんあるけど、
私の生育環境からすると、山に思い入れが強いのは仕方がないのだ。

山はスゴイ!






コメント(2)

例えば、山に抱かれて…っていうと安泰に暮らしていけそうだけど、海に抱かれて…っていうと、死んじゃうしかないよね。海には圧倒的な力を感じるよ。

2007/4/24(火) 午後 10:13 [ あおぞら ]


山に感じる力と海に感じる力は違うね。どういうふうに違うのか、うまい言葉が出てこないけど。でも、対のものという気もする。空は父なるものだけど、海も山も母なるもの、というのをどこかで聞いたような気がする。

2007/4/25(水) 午前 8:50 [ はっぱなっぱ ]
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by happanappamama | 2007-04-24 11:32 | つれづれ | Comments(0)
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