ひびのあれこれ
by happanappamama
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娘さん~よく聞~けよ♪
タイトルはなんていうのか知らないんだけど、
子どものころ、父とお風呂に入るとよく歌ってたうた。

♪娘さん~よく聞~けよ
 山男にゃ惚れるなよ~
 山で吹かれりゃよ~
 若後家さんだよ~ ♪ 

小さい頃はイミも分からず一緒に声を張り上げて歌った。
山男というフレーズは、どこか雪男のイメージ。
ワカゴケさんというのは、全くイミ不明。

少し大きくなって、歌の意味が気になりだし
「どういう意味?」って聞いたら
なんと山男は雪男ではなく、山登りをする人だって言うじゃないの!

「なんで山登りをする人に惚れちゃだめなの?」と聞いたら
「遭難したら、若くしてミボージンになっちゃうからだよ」

「ふ~ん」

そのときはきっと、それ以上の説明はなかったんじゃないかな。
聞きたかった答えはハッキリとは理解できなかった、
・・・というか、その時「腑に落ちた」感覚はしなかったように記憶している。

なぜ、山登りで死んでしまうのか???

クエスチョンマークは消えずに残った。

だって、山登りってその当時の私のイメージでは
チロリアンハットを被り、ニッカボッカを履き
青空広がる頂上で「ヤッホ~!」と叫んでしまうような楽しいもの。

大きくなるにつれ、海外の山を次々登頂成功する日本人のニュースを目にして
山には雪があるのだ。ということを知り
「山男」は雪山登山をする人なのだ、ということを知るんだけど。

最近読了した『孤高の人』。

「単独行の加藤文太郎」と言われた実在の方(本名です)をモデルにした小説。

まだ、登山が暇とお金のある一部の限られた人の贅沢な遊びだった頃、
一般の人にも登山ができるとうことを身をもって証明した人。

まあ、当人には一般人にもできるとういうことを証明しようなどという意図はさらさらなく
山の魅力にハマって、とにかく山に行くために全精力を傾けた、ということなんだけれど。

日本登山の黎明期、
山に登るには案内人を雇って、その案内人に荷物を背負わせて空身で登るのが
そのころのスタイルだったよう。

彼は自分ひとりで携行する食糧や装備を工夫して、
お金をかけた装備とは無縁の格好で山に入っていく。
地下足袋で登って「山の専門家」に無謀と中傷されたり笑われたり。

彼が雪山の魅力に嵌っていく過程に、私もグイグイ引きずり込まれた。

だからって、私も雪山に登れるとはとても思えないけれど
nappaにも「山男にゃ惚れるなよ」とチラッと考えてしまうけど
危険な雪山に単独で挑むという主人公の心情は
平地で生きる私にも共感できるものが多々あったし、
ものすごく魅力的な人物像に、
これは近くにこんな人がいたら惚れないわけにはいかないな、と思いました。

nappaには「惚れるなよ」と思いつつ
こういう人の魅力もわからないような女になるな!と思ったり。

読み終わってこんなに泣いたのも、久しぶりです。

今までいちばん泣いた本は『壬生義士伝』
読みながら、タオル3本分は絞れるくらい泣きました。
ほんとに「おーいおいおい」という感じ。

この本は、タオル3本分の号泣とまではいかなかったけど、
読後30分くらいはハラハラと涙がこぼれ落ちるという感じ。
ときどき「く~」っと声が出たり。

さめざめと泣いていてnappaと目が合うと

「別に子どもの前で泣いたからって、恥ずかしがらなくてもいいんだよ」

などとへんな慰め方をされました。

泣いたけど、泣くという行為はいいストレス解消にもなるから
サメザメと泣いた後はさわやかな清々しい気持ち。

またまた山本(ヤマボン、やまもとじゃないよ)が読みたくなっちゃいました!






コメント(4)


そういう意味の歌だったのですか~初めて知りました^^

2007/5/28(月) 午前 2:11 [むとぅママ]



むとぅままさん。そうなんです!こどもにはワカゴケさんとか、わかんないですよね~。あんまり後家さんという言葉も、もう使われないし。

2007/5/28(月) 午後 10:55 [ はっぱなっぱ ]



私たち(山屋)は、彼のことを親しみを込めて加文(かとぶん)と呼びます。
私も彼にあこがれて北鎌尾根から西穂高までを単独で縦走しました。
ただし夏場ですがね。
でも、北鎌尾根を一人でたどりながら加文が最後にうずくまってしまったのはどこだろうなんてふと思ってしまいました。
「壬生義士伝」の映画は観ましたか。

2007/6/3(日) 午後 2:01 [テンション]



知る人ぞ知る方なんですね。冬山に一人で臨む気持ちは簡単には理解できませんが、自分を信じきれるところに感嘆します。「壬生義士伝」はたまたま映画をテレビで放映していた時に見ましたが、原作には比ぶべくもありませんでした。原作を読んでいなければ、また別の見方が出来たかもしれません。

2007/6/4(月) 午後 1:22 [ はっぱなっぱ ]
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by happanappamama | 2007-05-27 23:00 | ほん | Comments(0)
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