ひびのあれこれ
by happanappamama
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
きけ わだつみのこえ
終戦の日に合わせて、
気になっていながらなかなかちゃんと読まなかった『きけ わだつみのこえ』を買った。

ちゃんと読めるかな、と思ったけど
思いのほか冷静に読むことが出来ている。

まだ全部読んだわけではないんだけど、
これはちゃんと読まなければならないという気持ちにさせられる。

初めてこの本の存在を知り、
パラパラとページをめくったときは
同世代の人たちが書いたものとして受け取っていたんだけれど
今は彼らの親の世代の目が、自分の意識の中にある。

日記だったり、親しい人への手紙だったり、詩だったり、
残されたものの形は様々だ。

書いている彼らは20代の若い人たちがほとんど。

happaも数年後には同じくらいの年齢になることを思えば
そこにいるひとりひとりのご両親に
どこかで気持ちを重ねてしまう。

若い彼らがその時何を感じていたのか
どういう思いでいたのか
こういう時代に生きていて、同じように実感することは難しい。

でも、戦地にあって
あるいはこれから戦地に赴く準備の時期にあって
この本の中に生きている若い人たちは、
戦争という狂気の中で人間らしさを失わずに居る自分に驚いたりしながら
そこに安堵する心を持っている。

戦争中、祖母と父は茨城に疎開していたそうだけれど
祖父は東京大空襲の時も東京に居た。

東京の下町で、空襲の一番酷かった地域だ。

地獄のような光景を見たのだろうけれど、当時の話をあまりたくさん聞いたことはない。
時々、何かの折に「T小学校は酷かった」とか「川には死んだ人間がたくさん浮いていた」とか
断片的に話してくれたけど、
「それからどうしたの?」ということになると、多くは話さなかったように思う。

おじいちゃんが生きているうちに、どうしてもっと戦争の話を聞かなかったんだろう、と
今になってとても後悔している。



若い頃、戦争は遠い過去のことだった。

戦争を体験した人はまわりにたくさんいたけれど
戦争で亡くなった人が身近にいなかったこともあって
自分に関わりのある事実として受け取ること出来なかった。

でも、『きけ わだつみのこえ』の中には
田辺利宏さんがいて、上村元太さんんがいて、篠崎二郎さんがいる。

それぞれに名前のある、かつてここに生きていた人。

彼らは家族を思い、恋人を思い、いろんなことを感じながら
実際に生きて、生活していたのだ。

彼らと話し、彼らと笑い、彼らと歌った、彼らに繋がる人々がたくさんいたはず。
そしてその人たちの幾人かは、彼らの思い出と共に今もきっと生きているのだ。

私は戦争のことを何も知らない。

もっと、もっと、知らなければいけないと思う。

私がたくさん知って、子どもたちに伝えなければと思う。

先日小田実さんが亡くなった時も思ったけれど
私が知って、伝えなくちゃいけないんだ。

戦争は怖い。

戦争に向かおうとする、戦前の日本に繋がるどんなことも排除しなくちゃならない。
どんな兆候も見逃してはならない。

私の子どもたちが生きる世に、戦争はいらない。






コメント(4)


小田実さんのニュースはショックでした。
70年代初頭 数多くの闘士が生まれましたが
その多くが様々な理由をつけて変節していきました。
その中で小田さんは一貫して自らのスタンスを守り抜いた人でした。
どっしりと大地に根を張り平和を語る小田さんの生き様に憧れます。

2007/8/20(月) 午前 0:55



本当にそうですね。戦争を知らない私たちですが、
戦争のことを知り、次の世代に語り継ぐことは、唯一の被爆国日本に産まれた者としての使命だと思います。
戦争、どんな理由であれ、絶対にあってはならないものです。

2007/8/20(月) 午後 10:04 [ chi*s*ke_k1*7* ]



小田実さん、わたしもショックでした。

あんなにハッキリと自分の考えを主張できて、ゆるぎない信念を感じさせる人は
たくさんはいませんよね。

快復して、もっと引っ張っていって欲しかった。
憲法改正が取りざたされている時だけに、
余計に残念です。

2007/8/20(月) 午後 11:16 [ はっぱなっぱ ]



私ももっと勉強しようと思います。

私に何ができるのかをちゃんと考えなくちゃと思います。
機会のあるごとに、日本の経験した戦争がどんなものだったか
日本が何をしたのか、されたのか、話していかなくちゃいけないのだなと思います。

「わだつみ」に手記を残した人も、そうでない人も
私たちが語り継ぐことによってもう一度生きるんじゃないかなという気がします。

2007/8/20(月) 午後 11:35 [ はっぱなっぱ ]
[PR]
by happanappamama | 2007-08-19 22:30 | ほん | Comments(0)
<< 〆は若大将?? 光る尾を引く流星群♪ >>


カテゴリ
最新の記事
見えているもの、いないもの。
at 2015-07-20 21:08
アンのこと
at 2014-06-01 15:46
J.D.サリンジャー様
at 2013-10-13 16:28
距離
at 2013-09-23 10:48
匂いと臭いのまわりのあれこれ。
at 2013-09-22 14:56
記事ランキング
Twitter
最新のコメント
のりまきさま。 お..
by はなこ at 13:58
あ~とてもいいお話でした..
by のりまき at 21:47
亜寿多妃さま。 う..
by はっぱなっぱ at 09:47
今年もよろしくお願いしま..
by 亜寿多妃 at 14:28
お~~~~、センセー♪ ..
by はっぱなっぱ at 22:27
お久しぶりでございます。..
by 亜寿多妃 at 17:57
boubouさん。 ..
by happanappamama at 22:08
上橋菜穂子さんのファンタ..
by boubou at 12:28
コメントありがとうござい..
by happanappamama at 22:48
え!わからないような、難..
by はっぱなっぱ at 16:12
画像一覧
お気に入りブログ
外部リンク
メモ帳
いまのとここっちにメインの日記があります♪

検索
その他のジャンル
ブログジャンル