ひびのあれこれ
by happanappamama
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柱時計が、13回 時を打つ
昨日、イギリスの児童文学のことを書いたら
児童書がすごく読みたい。

で、しまいっぱなしで開けていないダンボールから
児童書を出してきた。

明日はお弁当がない。
つまり、いつものように早起きしなくてもいいから
ゆっくり、のんびり、布団の中で読み耽りたい。

小学生のときは、
あんまり本を読まなかったくせに、岩波少年文庫の装丁がすごく好きだった。

本を読みつけない小学生に、文庫本はちょっと敷居が高かったけど
岩波少年文庫は、子どもには魅力的なお話たちが
子どもっぽくない顔して揃っていたのだ。

新書サイズで、他の子どもの本みたいに大きくないのがかっこよかったんだな。

表紙の色が、赤と青と黄色と緑に分かれていて
それぞれのカラーに黒いインクで絵が描かれている表紙。

黄色が低学年向け…とか、
色で難易度が分かれていたんじゃなかったかな。

『クマのプーさん』は黄色?(ちがうような気もしてきたなぁ。)
『森は生きている』は緑。
『エミールと探偵たち』は青。
『あしながおじさん』は赤だった。


読まなくても、持っているだけでちょっと文学少女キブンで
読まないのに買ったりしたなぁ。

結局、後になって読んだから、無駄にはなっていないけど。

カバーやなんかがついていないシンプルな造りで
つやのないブツブツした感触の紙が尚良かった。


その頃は
”昔の本”チックな岩波文庫にも憧れた。

素っ気無い薄茶色の表紙に、オニオンスキンみたいな薄紙でカバーがついていて。
背表紙に付いている星の数で価格がわかる。

星がひとつだといくら、二つだといくら、って。

懐かしいな。



今日、出してきたのは
昨日も書いた『トムは真夜中の庭で』と『エーミールと探偵たち』

どっちから読もうかなぁ。

『トム~』は静かな感動に包まれちゃう物語。鳥肌が立つんだよ。
『エミール~』は街中の痛快な冒険活劇。

両方読みたい!


こんど暇を見て、まだ読んだことない児童文学を探しに行こう。
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by happanappamama | 2009-10-23 22:35 | ほん | Comments(2)
大人のためのイギリス児童文学
NHKラジオで、「大人のためのイギリス児童文学」という番組が放送されているようです。

NHKラジオ第2放送
    毎週 木曜日、午後  8:30 ~  9:00  
 再放送が、金曜日、午前 10:15 ~ 10:45 

講師は小峰和子さんというイギリス児童文学者。

私の大好きな『トムは真夜中の庭で』のほかに、
『砂の妖精』『 たのしい川べ 』『 風にのってきたメアリー・ポピンズ 』
『 ホビットの冒険 』『 ライオンと魔女 』『 グリーン・ノウの子どもたち 』
が取り上げられるらしい。

mixiで私が入っているコミュニティに上がっていたトピで知りました。


「イギリス児童文学」って、私はすごく好き。
どこか翳りがあって、独特のトーンがある。

アメリカの、夢と希望!愛と友情!みたいな
明るくカラリとしたのとは違って(もちろん、それも好きです)
ちょっと湿り気があって、
こう、なんていうか、岸田今日子さんが朗読したら
ぴったりなんじゃないかな、っていうような。


大学の時、「現代イギリス児童文学入門」という授業を取っていた。
モーリス・センダックの絵本や、アーサー・ランサム全集なんかの翻訳をしていて
ご自身も児童文学者だった神宮輝夫先生の講義。

土曜の朝一の授業だったけど
毎週、楽しみだったな。

最前列の真ん中に座って、食い入るようにお話を聞いた。

いつも最前列の真ん中に陣取って、ノートもばっちりだったので、
講義が始まるとき、先生が「先週はどこまで話したっけ?」と言いながら
私のノートを確認しにきたりするのが、すごくうれしかったり。

後にも先にも、あれほど授業を聞く姿勢にチカラが入っていたことはないな。



件のラジオ放送は
木曜、夜8:30からという、主婦にとっては微妙な時間で
もうちょっと遅い時間だったらなぁと思うけど
ラジオというのも、なんだかいいではないですか!

ラジオのAM放送って、もう相当長い間聞いていないかもしれないな。

電波がちょっとざわざわと雑なところも、
懐かしいような。

テキストもあるらしいので、本屋で探してみよう。
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by happanappamama | 2009-10-22 22:28 | ほん | Comments(0)
読み聞かせ
明日、nappaのクラスに読み聞かせに行く。

毎年、春に”読み聞かせに協力してください”というお手紙が来て
手を上げた人が順番に学校に行くの。

読み聞かせ。
多分、みんな家で自分の子どもにはやっていることだから
たくさん手を上げる人がいるかな、って思っていたんだけど

意外や意外。
とても少なかったらしく、保護者会でも役員さんが
「どなたかいらっしゃいませんか?」と声をかけていた。

そのとき、乗り気じゃなかった方の意見に
また、ちょっと驚いたっていうか、へぇーって思った。

「読み聞かせはイヤじゃないんだけど、本を選ぶことができない」というの。
で、それにうんうん、と頷く人がたくさんいたんだな。

そのお母さまは、ときどきおしゃべりするんだけど
とても真面目で真摯な人。

以前、読み聞かせをするとき本の選定に悩みに悩んで、
図書館の司書にも相談したけど、あまり親身になってもらえず
ふさわしい本が選べなかったんだって。

ちょっと私の姿勢を反省。

いつも、「どれにしよっかな~~」くらいの軽いノリで
簡単に本を選んでいたから。

子どもたちにとってどうか?というよりも
自分が「これ読みたい」っていう本を選んでるし。

ま、これ読みたいってものは、子どもたちにも聞かせたいものであることは確かなんだけど。

で、その方のご意見と、それに頷く方々が多かったこともあって
読み聞かせの本は先生が選んでくださることになった。

いささか、ガッカリ。


だって、本を選ぶのって楽しいじゃない??

もちろん「これを、というものがある方は、お好きなものをどうぞ」と言ってくださってはいたが
聞けば、今は「あらしのよるに」シリーズを順番に読んでいるらしく

その途中で
「どうしても、これを!」って主張するのも、ナンじゃない?

それでも、
この間、連絡帳に「次回の読み聞かせに、詩はどうでしょう?」と書いたんだけど
nappaが「先生から」って、あらしのよるにシリーズを持ってきた。

「子どもたちが続きを楽しみにしているので」ということなので
もちろん、それで構わないんだけど、
「詩は10分間の読み聞かせには向かないかもしれません」とお返事があって
ちょっと落胆。


詩。難しくなんかないと思うけどな。

長い詩もあるし、いくつか読んでもいいんだし。


昔、キャンプの朝の集いのときに
詩を読み聞かせたことがある。

山の中にいたし、そういうところで肌でいろいろ感じてほしかったから。

キャンプで詩を読んだのは
後にも先にも、あの時だけだったけど
1年生から6年生まで、みんな真剣に聞いてくれた。


詩を隔てちゃうと
詩が、一種特別なものになっちゃっうような気がして寂しいな。

物語とおなじように、
当たり前のものとして詩を読んでほしいし。

口語詩だけじゃなく、
短歌も俳句も、
すばらしいのがいっぱいあるのになー!
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by happanappamama | 2009-10-01 22:36 | ほん | Comments(6)
『おなあちゃん』
そらちゃんに、この間本をお借りした。

ちょっと前、
新聞の一面下の書籍の広告で見て興味を引かれて
「読んでみようかな」と思っていたら
たまたま、そらちゃんが自分の日記にその本についての感想などをアップしていた。

「読みたかったんだ!」ってコメントしたら
この間遊びに来たときに持ってきてくれたのだ。



そらちゃんのお父さまの、
もう他界した幼馴染が書いた手記が編集の方の目に留まり
小説として書籍化されたものだそう。

登場する町の名前とか、病院とか
この界隈の、馴染みのあるものが登場するから、
親近感が増すのだけれど
3月10日の東京大空襲後数ヶ月の物語なので
余計にその恐ろしさ、怖さが身に沁みる。


東京大空襲で親族と離れて暮らすことを余儀なくされた14歳の少女と
彼女を助け、あれこれと親身になって面倒を見てくれた
オカマのおなあちゃんとの物語。

主人公の少女は、不本意な形で逃げるようにおなあちゃんから離れることになり
戦後、自分の家族にもおなあちゃんと暮らした数ヶ月について
話すことができなかったのだという。

高齢になってから
自分史を書くという区の講座に出席するようになって
そうして、やっと自分の過去と向き合うことができたんだそう。


『おなあちゃん』

とてもよかった。

国語の教科書に載っていて、子どもたちの音読で聞かされる
「ちいちゃんのかげおくり」も、「ひとつの花」も
聞いているだけで、辛い。

だから、戦争のことを書いたものは、
特に子どもが主人公の物語は、なかなか手に取ることができないんだけど
読んだあといつも、「読まなければいけなかった」という気持ちになる。


私のおじいちゃんも、あの空襲の中にいたんだなぁ
炎の中を逃げ惑い、死体をかき分けて歩いたんだなぁ、と
おじいちゃんのあの頃についても
改めて思いを馳せてしまいました。
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by happanappamama | 2009-09-29 23:52 | ほん | Comments(4)
遊ぶ人
昔、子どもたちと関わる活動をしていたころ
尊敬するDirから、「教育に関わるものの必読の書」と紹介されて
「よーし!」と読んだ『ホモ・ルーデンス』

ホイジンガという(人類学者?)人が書いた、直訳すると”遊ぶ人”というタイトルの本。

私の少ない語彙と浅い理解で表現すれば
”人間の本質は遊びにある”という立場から
「遊び」というものを通して人間の文化の営みを見ていこうというものだ。(多分…!)
人間にとっての遊びの重要性とか、遊びの意味しているものは何かとか、
そんな感じのことが書いてある。

(こんな風に言うとなんだかありきたりな内容みたいですが、実はもっと奥深いもの)


引越しで本を整理していたらひょっこり出てきて
夏の間に読もうかな、と思っていたけど結局読まずじまいだった。

初めて読んだのは(…って言っても一回しか読んだことないけど)
18,9の時だ。

とりあえず全部読んだけど、どうも”目を通した”だけ風。
(その頃の私の読書って、そんなのばっかりだ。
 でも、その書物に触れたという経験は きっと何かの糧になっているはず。と信じよう)

子どもだった私には難しくて
一行、一行、確認しながら読めば、書いてあることの意味は取れる…かも?という感じだったので
ちょっと惰性で読んじゃうととたんに意味が通じなくなり
読み通しはしたけれど、結局、全体としてどういうことが書いてあるのかということは
ほとんど理解できなかった。

たぶん、ただ字面を追っただけ。


その後、いろんな場面で、再び『ホモ・ルーデンス』のことを耳にする機会があったけど
そのたびに

「読んだけど、わからなかった!」

という思いが残った。



そんなこんなで幾年月が過ぎたけれど
この間、新聞の書評で
山口昌男さんが『ホモ・ルーデンス』を使って大学で講義した記録を
本にまとめたっていうのを見つけて
早速アマゾンに注文。

『学問の春』というタイトル。

早速、今日から読み始めました。

まだ、最初の方だけど
講義だから読みやすくて、わかりやすい(はず)。

よくわからなかったこの本を理解することが出来るのかも?という期待で
わくわくしながら読める。


さて、実は何が書いてある本なのか??

その真相が明らかになる日も近い。
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by happanappamama | 2009-08-24 22:33 | ほん | Comments(2)
読書の夏
引越しの前後から、ほとんど本を読んでない。

箱に詰めちゃって読めなくなっちゃったのと
今は、箱を開けちゃうとどこかに片付けなくちゃならないっていうので
ちょっと躊躇しちゃって
固く箱詰めされたまま。


本以外のものは、なんだかんだ読んでいるんだけど
ここらでガツンと腰を落ち着けて読みたいなー、と思っていたところに
boubouさんのブログを読んで余計に読書を渇望。


今まであんまり読まなかったジャンルを読んでみたいな、っていう気持ちと
世界の名作みたいなのも読みたいな、っていう気持ちと。


夏といえば、新潮文庫の100冊。

なんとなく、麦茶をカランとしながら縁側で読書という風景が浮かぶ。

新潮文庫の100冊の冊子をはじめて学校でもらったのは
中学生の頃だったような気がする。

毎年少しずつラインナップが入れ替わってるし
最近の100冊には古典的な名作みたいなものはあんまり入っていないのかもしれないな。

100冊の紹介で
読んだ気になったような本もいっぱいあるし
これがきっかけで読んでみたらさっぱりわからなかったのもある。

高1のとき読んだ『異邦人』なんて
かっこつけて読んだけど、結局何を言っているのか、どんなテーマなのか
よくわからなかった。

『変身』も。

グレゴール・ザムザという主人公の名前だけが
異様に印象に残っているんだな。

そういえば『異邦人』の主人公も、
なぜかムルソーという名前だけちゃんと覚えてる。


高1の私には
相当に背伸びの読書だったのでしょう。



考えるに
初期のころ、新潮文庫の100冊に載っていた
すでに古典になっているような名作って
いつまで読まれるんだろう?

100年後もやっぱり読まれているのかなぁ。

いやいや、読まれなくなってるのもいっぱいあるんだろうな。
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by happanappamama | 2009-07-30 23:17 | ほん | Comments(4)
『よりみちの天才』
お気に入りに入れて
日々、更新を楽しみにしているブログ
フクダカヨ絵日記


数年前にniftyのココログ大賞を受賞して
このおもしろブログが本になったのが
『傘が首にかかってますけど』


オモシロいんだよ、これが。

ワタクシのみならず、happaもファン。


面白い日記を見つけると
「今日のコレ、面白いよ~、見て見て!」とhappaを呼んで
二人で大笑いしたり、クスッとしたり。

nappaも仲間に入れて欲しくて
私たちがウケてると、意味がわからなくてもおもしろがったり。


今年の初めには
みんなで作ったムック本のために
お忙しい中、取材に応じてくださいました。

ものすごく楽しみで、ワクワクしながらインタビューに臨んだものの
なんだか”インタビューの難しさを痛感するだけ痛感しての玉砕”
というような事態になってしまいましたが
その後もしつこく追加の質問をメールしたりしても
いつも快く答えてくださり
この絵日記のままに、ほがらかで可愛らしいヒトでした。


で、フクダカヨさん、
2冊目の本を出版されるようです。

『よりみちの天才』メディアファクトリー刊(924円・税込み)

絶対おススメなので、
なんかオモシロいことないかなぁ~と思っている方々、
読んでみて!


「あ~あ、いやんなっちゃうなぁ」ということがあった日には
これを読めば「小さいことさ!」と思えてしまいそう。

フクダカヨさんの本
寝っころがって、ダラダラしながら読むのがサイコーです♪
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by happanappamama | 2009-06-26 20:34 | ほん | Comments(2)
『ライルはにんきもの』
『ワニのライルがやってきた』は
私が小学生の頃は違うタイトルだった。

『ライルはにんきもの』っていうの。


大好きで、図書の時間によく読んでたなぁ。

『どろんこハリー』みたいな
決してカラフルとはいえないラフな絵で
でも、外国の暮らしが垣間見えるみたいなところも
すごく気に入っていた。

家の中にお城の中風の階段があったり
バスタブに足が付いてたり…。

キャビアが高級な食材だということを知ったのも
この本だ。



しばらく忘れていて、happaが生まれてから思い出した。
あちこち一生懸命探したけど、見当たらず。

その頃はまだネットが一般的じゃなく、
ウチがPCを導入したのもhappa入園の年。

しかも1年はネットをほとんど使わなかったし。

だから図書館に聞いたり、書店に電話したりっていう探し方。

「いい絵本なのになぁ、消えちゃうわけないんだけどなぁ」と思ってたら
出版社とタイトルが変わっていたのでした。

クレヨンハウスで聞いてわかったのだったと思う。


新装版を読んでみたら翻訳もビミョウに違うんだけど
でも、この本。すごく楽しい。

何度読んでも、子どもの頃のワクワク感がよみがえってくる。

今日、nappaが寝るときに久しぶりに読んであげたら
やっぱり楽しい。

本を読む前から今にも寝そうだったnappaも
眠るまいとして一生懸命聞いてるし、じっと絵を見てる。

絵本ってそうだよね。
絵がすごく語るんだ。

絵を見てるのが楽しいんだよねー。
自分だけのいろんな想像が膨らんで。


絵はちゃんと覚えているけど
タイトルをちゃんと覚えていないっていう本がいくつかある。

ネットが普及して、
時々思い出したようにいろいろ検索してみるけど
どうもソレっぽいのが見当たらなかったり。

明らかにこの本らしいけど
どうも記憶とはちょっと違うなぁっていう本もある。


タイムマシンがあったら
小学生時代の子ども部屋と学校の図書館に行ってみたいな。

そしたら著者と出版社をメモってこよう。
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by happanappamama | 2009-06-09 23:25 | ほん | Comments(0)
ヘップ履き
例によって、『富士日記』を読んでます。

40年前の田舎の風景は
読んでいて懐かしい。

私が知らない世界じゃなくて、どこか微かに覚えているんだね。


ホントに記録の日記ながら
筆者の視点が自由だから、面白いエピソードがいっぱいある。

おもしろく書こうとしてるわけじゃ、全然ないんだけど
なんか、こう、オモシロイ。


この間読んだところに”ヘップ履き”っていうのが出てきた。

ヘップ履き。

日記の中に括弧付きで説明がしてあるんだけど
そのまま書きます。

「鳴沢村バスストップの前の店で、みかんとヘップ履きを買う (ヘップ履き
 というのはスリッパにかかとがついている形のサンダルで、
 もとはオードリイ・ヘップバーンが何かの映画にその形のサンダルを履いて
 出てきてから、ヘップサンダルといって流行した。それが山梨では
 ヘップ履きという名前になっている。
 男用のも女用のもあり、足の甲にあたるふちに、
 ポワポワの毛がついているのを防寒ヘップといっている。
 冬は男も女もそれをよく履いている)。」

というものだ。

読んでて、あるある!と喜んじゃった。

そのころヘップ履きを買っていた富士の裾野の人たちは
ヘップ履きがオードリーの履いてた素敵なサンダルに由来するとは
思ってないだろう。

でも、村の小さな靴屋なんかでは
白い紙にマジックで”ヘップ履き”とか書いちゃって、
売っちゃってるんだよ。

ヘップバーンが夢のような映画の中で履いていた素敵なサンダルが
富士の裾野のおじちゃん、おばちゃんから”ヘップ履き”として愛用され
しかも、もとのヘップバーンとは全く切り離されて
田舎の小さな靴屋で売られている、というのが
いかにも日本の風景じゃないか!

しかもポワポワの毛がついた”防寒ヘップ”まであるんだから!
そしてその防寒ヘップは、なんと300円。

そのころの物価は今とは全然違うだろうケドね。



この日記のあちこちに出てくるものの価格に
いちいちへぇーっと思う。

子どもの頃から、
物の値段って、そんなにスゴイ上昇しているとは感じてなかったけど
みかん一キロ120円とか、セロテープ2個20円とかいう値段を見ると
全然違うんだなって思う。

でも、卵の値段はあんまり変わらなかったり。
ガソリンは今の半額以下だ。


今読んでるところは昭和42年あたり。
弟が生まれた年。

私はそのころ、ちゃんとこの世にいたんだな。
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by happanappamama | 2009-06-05 23:45 | ほん | Comments(0)
『富士日記』
2~3日前から、『富士日記』を読んでます。
武田泰淳の夫人、武田百合子さんが書いたもの。

名作Ⅰ-番外編という感じでしょうか??



そのタイトルの通り
富士山の麓に建てた山荘で過ごした日々の日記で
ほんとうに、とにかくどこをどう切っても日記。
日記以上のなにものでもない。

なのに、なんでこんなに面白いんだろう??

朝何時に起きて、何を食べて、何をしたか。
何を買って、いくらだったか。
誰がどんなことを言ったか。

別荘地の管理人の誰さんがこう言った、とか
買い物に行った商店のおかみさんやらご主人やらがこんなことを言ってた、とか。

それは直接筆者にはまったく関係のない話で
単なる小耳に挟んだ話なんだけど
とにかく聞いたことは書く、みたいな。

基本的にそんないろいろの記録。

なのに、すごく面白いんだなぁ。

上中下の3巻組で、まだ上巻の途中だけど
たぶん、最後までこの調子で日記なのだろう。

それなのに先が読みたい。

日々の雑感というほど、本人の見方とか意見とかいうものは少なくて
ホントにとにかく記録なんだけど
切り取り方がユニークなのかな。

そして、ところどころに差し挟まれる筆者の感想みたいなものが
どこまでも正直でストレート。
そこんところがソコハカとなく可笑しい。

グイグイ読める、というわけじゃないけど
手ごろなお茶請けのお菓子のように、
あれば手が伸びちゃう、みたいな感じ。

一気に読むよりも、味わいつつしみじみ読みたい本。

まだ上巻の途中でうれしい。
まだしばらく、このカンカクを味わうことができるゾ!

これ、山の中で
余計な音がなんにもしないところで読めたら
最高だなぁ。
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by happanappamama | 2009-05-10 23:24 | ほん | Comments(2)


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